■ 抄録・要旨
| 自動車から排出されたNH3の環境濃度への影響を明らかにするために、調査を実施した。
その結果、幹線道路沿道では、NOxのみではなくNH3についても高濃度となっていることが確認され、幹線道路の周辺地域では、NOxとNH3はよく似た濃度分布(距離減衰)を示した。したがって、埼玉県では幹線道路の周辺地域の環境濃度に自動車由来のNH3の影響がNOxと同様に及んでいることが明らかとなった。
夏季は気温上昇にともない農業などの自動車以外のNH3発生源の影響もみられたが、農業などの影響が小さくなる冬季は幹線道路周辺以外の地域でも自動車からの影響が相対的に強くなっていた。
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